合気道は基本となる型稽古を通じて、取りと受けを交互に繰り返すことで自分の中心をしっかりと作るとともに自分を磨く武道です。しかしまたこれは相手を磨く手伝いとなり、相手は自分を映す鏡ともなります。相手との勝敗にこだわるのではなく、自分の足らざる部分を探し求めるための相手であり、お互いが人間的な向上をめざすための武道です。
いたずらに力に頼らず合気技の数々と合気道独特の呼吸力を養成することで、長く続けながら鍛錬を重ね、はじめて上達することができます。
合気道幸徳会では、小学生から70歳代の方までが生涯現役として活動をし、皆さんのそれぞれの求めに応じて上達することを目的に稽古に励まれています。
若い方には若い方の稽古法があり、年齢の高い方にはそれ相応の稽古法があります。お互いを尊重しながら稽古を行います。
男性女性を問わず、年齢も経験の有無も問いません。「はじめたい」と思う気持ち、そして皆さんと楽しく稽古していただける気持ちをお持ちでの方であればどなたでも歓迎致します。
合気道幸徳会について
合気道幸徳会は、川崎市石川記念武道館が主催する合気道教室の中から生まれました。当武道館は、武道館が主催する合気道の稽古時間(合気道教室)を設けており、入館料さえ払えば、誰もが稽古に参加できる仕組みを提供しています。毎年ここに配置される指導員の数人で「 合気道幸徳会 」を結成致しました。
平成10年、子供達が著しく増え始めた頃、ご父兄の皆様方より子供たちをぜひ昇級させてほしいとの要望があり、当武道館との関係の中で、昇級審査をどう行うかを考え始めたことが、当会前進の契機となりました。私達が主に稽古する時間は、武道館が主催する時間の為、当時間内での金銭受渡はできません。しかし、審査するとなると現実的に費用が絡むので、通常の稽古に参加出来ればよいという方と昇級も目指して稽古したいという方を運営上便宜的に分けて明確にする必要がありました。
そこで、希望者には武道館と直接関係しない自主活動団体の「 合気道幸徳会
」へ入会して頂き、この中で昇級昇段活動など、武道館だけではできない部分を行っていこうということに致しました。現在は、本部道場のご協力も頂き、子供・大人の分け隔てなく武道館が主催する他の武道と同様に昇級昇段ができるようになり、合気道人口も増加しています。現在は、主催者(武道館)にも、利用者にもよい仕組みとなってきました。私達は、この武道館で学ぶ方々、主催者である武道館、そして合気会との掛け橋となり、ともに発展して行くために活動して行きたいと思っています。
合気道幸徳会 修養塾について
幸徳会はこれまで川崎市幸区(石川記念武道館)を中心に10年以上活動した経験を生かし、現在は、川崎市高津区(高津スポーツセンター)川崎市多摩区(多摩スポーツセンター)に活動の輪を広げています。
石川記念武道館とは違い、団体利用で稽古場所を借用しながら活動をしますので、運営方法が若干異なります。これを区別するため、修養塾という名称を付加しました。しかしあくまで幸徳会として活動は一緒に行ってまいります。
今後は毎年1つ具体的な目標を立ててわずかでも皆さんと前進して行きたいと思います。
★合気道幸徳会の歩み
●平成07年04月 合気道幸徳会を発足
●平成10年11月 昇級希望の子供達の入会勧誘を開始
●平成11年06月 第1回昇級審査を実施(子供のみ昇級審査を開始)
●平成13年10月 第5回昇級昇段審査を実施(一般の方を含む全ての方を対象に昇級昇段審査を開始)本部道場指導部 高溝真理子師範の立会いの下に実施
●平成14年 6月 幸徳会主体での昇級昇段活動を開始
●平成14年 7月 全日本少年武道(合気道)練成大会へ初参加
●平成17年 9月 本部道場指導部より高溝師範をお招きして南伊豆下賀茂温泉にて10周年記念合宿及び講習会を開催
●平成17年12月 川崎市宮前区(聖マリアンナ医科大学体育館)にて修養塾を結成。活動を開始。
●平成18年11月 財団法人合気会専務理事 米持先生、本部道場指導部より高溝師範をお招きして南伊豆下賀茂温泉にて第2回合宿及び講習会を開催
●平成19年 2月 修養塾の稽古場所を川崎市宮前スポーツセンターへ変更
●平成20年 5月 全日本合気道演武大会へ初参加
●平成23年 4月 川崎市多摩スポーツセンターでの修養塾 稽古活動を開始。
★現在の活動会員数 66名(令和5年5月現在)
一般部59名 (男性46名、10代 00名 / 20代 00名 / 30代 03名 / 40代 08名 /
50代 18名 / 60代 06名 / 70代 11名 )
(女性13名、10代 00名 / 20代 02名 / 30代 01名 / 40代 02名 /
50代 04名 / 60代 01名 / 70代 03名 )
少年部07名 (男子05名、中学生 01名 / 小学生 04名 )
(女子02名、中学生 00名 / 小学生 02名 )
※性別に関係なく参加されています。
※世代層も幅広く参加されています。合気道ゆえの人員構成です。