米国ロサンジェルスの合気道道場を訪問

私は１月１９日から２７日まで９日間、米国ダラス、カンザスシティ、ロサンジェルスを訪問しました。もちろん仕事なのですが、２５日はロサンジェルスで帰国最終日を迎えたこともあり、午後から自由行動となりましたので、ロサンジェルスの合気道道場を訪問し稽古に参加して参りました。その状況について皆さんにご報告しようと思います。

私がLOS ANGELESに到着しましたのは１月２２日深夜でしたが、それから帰る日の前日２５日までの間は毎日ずっと雨が降っておりました。LOS ANGELESは１月は雨季とのことでしたが、それでも雨が降るということは非常にまれなことで、傘を持って歩いている人を見ることがないくらいに、こちらの人にとっても珍しいことなのだと聞きました。その雨に当たってしまったのです。

話は変わりますが、本部道場の鏡開き式の後に富士通、東芝、新光証券、第一三共製薬の会社合気道部４姉妹道場が必ず合同の新年会を行います。今年は１月１３日にありましたが、ここで合気会の米持専務理事にお会いし、LOS ANGELESへ行くお話をしましたところ、時間があったら‘AIKIDO CENTER OF LOS ANGELES’という合気道道場があるので行って見てはどうだとのお話を頂きました。先生はこの道場長と懇意なのだということをお聞きし、これはちょうど良かったと思いながら、時間があったら行ってみようと思いつつしっかりと合気道衣をトランクへ詰めて行きました。
２５日は予定通り午前中に仕事の総括ミーティングを終え午後は自由行動となりました。同行の方々は現地の観光バスツアーに雨の中を行きましたが、私は一人自由行動でこの道場を訪問することにしました。
場所はダウンタウン、リトルトウキョウの近くということをインターネットで下調べしていましたので、ホテルからタクシーでまずダウンタウンにあるホテルニューオータニまで行き、夕方の稽古まで時間がありましたので、そこから地図を見ながらリトルトウキョウを観光し、その足で合気道道場‘AIKIDO CENTER OF LOS ANGELES’へ向かいました。
現在、新道場建設中ということで仮道場で稽古しているということを私が知らなかったので、少し迷いましたが‘ＡＩＫＩＤＯ’の看板を見つけて一安心、稽古に参加させて頂きました。

米持先生に紹介されて来た日本人ですが、一緒に稽古させてほしいと言うようなことをカタコト英語で指導者の方へ伝えましたが、とてもラッキーなことに、富山県に２年間住んでいたという若い現地女性が稽古していて、彼女の日本語通訳サポートで少し心配だった言葉の壁も解消されていました。
最初はどういう合気道スタイルなのかと少し心配もありましたが、とてもスタンダードな本部道場に近いスタイルで稽古されていて、皆さんの見た目の身体の大きさからは考えられないほど柔らかく稽古されておりました。仕事の都合で稽古に行けるかどうか前々日までわからなかったので、うまく連絡が付かず、突然稽古に行ってしまった格好になってしまった訳ですが、皆さん礼儀正しく接していただき、また暖かく迎えて頂きました。指導者の方もとても上手でした。私はここで２時間みっちりと稽古させて頂いて、とてもすっきりとした気分になることができました。

私が迷いながら道場に到着したときには既に稽古は始まっていましたので、あまり素性も名乗らずに米持先生の偉功だけをたよりにスムースに稽古に参加しましたが、稽古が終わった時には、なぜか‘先生’と呼ばれていて、素性を知りたかったようなので、会員証をお見せして正直にお話しました。
稽古終了後には、指導者の一人のＤavid Ito氏と（たぶん婚約者の）女性が駆けつけて下さり、食事に誘って下さったり、私が泊まっていたホテル（ウッドランドヒルズというロス郊外の町にあるホテル）まで車で片道４５分くらいあるにもかかわらず、遠くまで送ってくれました。とても歓待して頂いて皆さんに接していただき、心の触れ合いを持てた想い出に残るひと時となりました。あらためて合気道の良さを実感した次第です。

幸徳会以上に多くの指導者の方がいて、稽古は毎日どなたかが担当されて稽古されています。米持先生が懇意にされていたKensho Furuya師範が昨年ご逝去され、今は皆さんで力をあわせて頑張って道場を守っているそうです。

皆さんもロサンジェルスへ行くことがありましたら、サンタモニカやビバリーヒルズへ行くよりも、この道場を訪問されることをお勧めします。

幸徳会活動写真集の中に私が行きましたリトルトウキョウや道場近くの町並みなど掲載しますので合わせて見て下さい。また、興味がありましたら道場のホームページがありますので、リンク先として掲載して置きます。その中に活動状況など書かれていますのでご覧になって見てください。