稽古を通じて

稽古をするにはとてもよい陽気となりました。4月に入り、見学者、新たな稽古参加者も増えてきています。
5月には、毎年恒例の武道館主催による初心者向け合気道教室が始まります。今年も応募者は多いようです。
まだ過去を振り返るのは早いことかもしれませんが、幸徳会はもともとこの武道館で稽古に励んだ黒帯メンバーが身内の間で作ったクラブでした。ここに初心者の子供、一般の方々を迎えて公に活動し始めたのが5年前でした。
当時は子供8人を含む20人くらいの名簿人数でしたが、稽古を通じて少しずつ仲間が増え始めました。
現在は、当時の子供たちも中学生高学年となり、クラブ活動や受験準備で稽古には来なくなりましたが、また新たな息吹きとなる小学生低学年層を中心に新しい強力な布陣ができつつあります。
子供は低学年ほど目が離せなくて、稽古していても非常に疲れるのですが、やっと落ち着いて稽古ができるようになったと思うと来なくなってしまう(笑)。それでも、子供の成長の中で何かしら役に立つことができて、けがすることもなく巣立ってくれたのならばそれで善しと思う。(また何年かして鮭のように帰ってくるといいなぁ)
大人はというと、着実にですが新たな仲間が少しずつ増えて来ています。指導する立場からするとこれは正直うれしいことです。縁あって沢山の方に合気道に触れて頂いて、ともに稽古を通じて健康で充実した生活を送れる仲間が増えたということですから、私達のやってきたことにも多少は意味があったのだと思うのです。
最近では、週末のみ武道館で稽古するという方もおられます。幸徳会がどうのこうのと言うよりも、それぞれの道場で通常稽古している稽古生が、お互いの立場も踏まえながら、一緒に稽古できるようになっています。
こういった方々が、気がねせずに自然と稽古に参加して頂けるような場所となることが、この石川記念武道館の設立の趣旨からも望ましいことです。
これまで、この武道館の合気道も幸徳会も常に稽古を積むことにおいてのみ着実に仲間を増やしてきました。
今後も稽古を基本にこの武道館が合気道稽古者でいっぱいになることを夢みながら、いつも通り皆さんと稽古を重ねていきたいと思います。


概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
Copyright©2017 合気道幸徳会 All Rights Reserved.