新年の本部道場鏡開き式に参加した折に「 合気道を通じて心の健康を 」と米持合気会常務理事がお話しされておりました。北朝鮮核問題など暗い話題で始まった本年ですが、本年はまさにお互いの「心の健康」のために皆さんと稽古して参りたいと思います。
幸徳会も新しい仲間が顕著に増え始めています。それも若い方が増えてまいりました。皆さんが土曜日、火曜日の稽古を楽しみにして来ていただけるような場所に育てたいと思います。
さて、石川記念武道館の火・土曜日の稽古は、柔道と合気道で200畳の道場を半々で使用することで運営されてきました。これまでは、柔道人口が多かったのですが、ここ数年は、武道教室、一般稽古ともに合気道人口がこれを上回ってきています。理由は、①稽古する世代に幅があること。②一度始めたら長く続ける方が多いこと。③ホームページにより合気道の活動自体を知って頂く場が持てたこと。④我々側の昇級などの道筋が確立できたこと。でしょうか。柔道と比較して見るとそういった内容ではないかと思われます。どちらにしても理由は一過性のものではありません。しかし、その根底にあるのは、合気道が本来めざす精神性が、現在の世の中の状況に求められているものであるということではないでしょうか。
石川記念武道館は創立25周年を迎えます。私もこの武道館設立に合わせて合気道を始めました。これまで、柔道と共に同じ時間に稽古をしてきた中で、合気道人口が柔道人口を上回るということは、これまでに無かったこと。有り得ないことだったのです。だからどうだと言うことではなく、これまであの場所で稽古してきた者にとって客観的に見て驚きなのです。
我々は何も変わることなく、日々の稽古を積み重ねればよいだけなのですが、皆さんの「心の健康」ということを考えながら今年は稽古したいと思います。
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