攻守一体

正面打ちは、自分の中心線上を上下に動かす動作だが、いくつかのポイントがあると思う。
１つは、手の指先は下から上まで伸ばすようにする。下から上に振りかぶる場合、自分の顔の前を通ったあたりで親指から指先を起こし、頭上で指先が伸びきってしまうのではなく、親指が頭上を触れるようにすりあがること。振りおろす時はその逆であること。
２つ目は、肘から指先に向かって力を出すようにして振り上げること。
３つ目は、脇を開かずにまっすぐに上げること。
これにより、守りながら打つことができる。打たれた時に手を振り上げれば、これが守りとなり、逆に振りかぶった手を下ろせば、これが攻めとなる。守る時の手も力が出ていて、打ってきた相手の手が自分の肩口からそのまますり抜けてしまうような強さが必要に思う。攻守一体が正面打ちの特徴か。