ゴールデンウィークが終わると石川記念武道館が主催する前期武道教室がいつものようにスタートする。今年は5月18日からのスタートとなる。おかげさまで合気道は人気も好評なようで、定員30名枠を超えてしまったようだ。初心者の方が合気道を始める為には理想的で、習う方も教える側に気を使わなくて済むらしい。
ところで、武道教室へ参加する子供の数は、ここ2~3年で倍増した。子供を取り巻く事件などが増えてきてからのように思える。今回もそうだが、武道教室の半数は小・中学生である。しかし、守るべきものとして、一貫して変えていないものがある。礼儀と節度に対する考え方である。合気道に限らず、相手と対峙した時、どう相手との間合いを詰めるかというところから物事が始まるはずである。それゆえ、礼法に限らず、挨拶や返事の仕方から教える。礼節とは、人として最低限の間合いを詰める為の行為である。これを飛び越えて合気道の技でもなかろうと思うのである。しかし、厳しすぎて子供の素直な元気は奪いたくはない。愛情を持って教えたいと思っている。最近の子供達はファミコン世代かもしれないが、まっすぐと人を見つめるきらきらした目は昔となんら変わっていないと思う。
今年は武道教室が終わって何人の子供達が通常の稽古時間に加わるのであろうか。
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